新型コロナウイルスやインフルエンザなど、さまざまな感染症対策の一つとして湿度を50~60%に保つと良いとされています。
10月以降は部屋の湿度が下がり、我が家では対策をしなければ30%程度になっています。
(湿度計を置いて計測しています。)
Q.9: インフルエンザにかからないためにはどうすればよいですか?
インフルエンザを予防する有効な方法としては、以下が挙げられます。
~中略~
3) 適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
~中略~
引用:インフルエンザQ&A(厚生労働省Webサイト)
洗濯物や濡れタオルを部屋干しするだけでは、湿度を一定に保つことは難しいため、加湿器が必要です。
結論から言うと、加湿器は以下の2つから選べば間違いないでしょう。
加湿器は象印かダイニチの2択!
用途に合わせて「象印(ZOJIRUSHI)」か「ダイニチ(Dainichi)」のどちらかを選択すればよいです。
空気清浄機付き加湿器なども販売されていますが、加湿を目的とするならば、加湿機能単体の加湿器を選ぶべきです。
象印の加湿器の特徴
象印の加湿器は「スチーム式」です。
実物を見るとよくわかりますが、見た目は電気ポットとよく似ています。
水を沸騰させ蒸気をおこすことで湿度を上げる仕組みです。
象印の加湿器のメリット
清潔
象印の加湿器はスチーム式加湿器であり、水を沸騰させて蒸気を起こし加湿するため、清潔です。
また、雑菌なども繁殖しにくいです。
お手入れが楽
水を入れるときも捨てるときも、手間取りません。
定期的なお手入れも簡単できるのが最大のメリットです。
溶かしたクエン酸を入れ、クエン酸洗浄モードを実行するのみです。
フィルターなどが付属していないため、フィルター掃除をする必要がありません。
安全
高温になるため、小さなこどもがいるご家庭は特に安全に使用できるかは重要なポイントです。
チャイルドロック、ふた開閉ロック、転倒湯もれ防止構造があり、安心して使用できます。
象印の加湿器のデメリット
電気代がかさむ
お湯を沸かす仕組みなので、電気代が高くなります。
家電量販店の販売員さんからも電気代は最大のネックだと言われました。
1日8時間稼働想定で、11円/h × 8h × 31日 = 2,640円となります。
適用畳数が限定される
象印加湿器の現ラインナップで最も大きいタイプは、50サイズです。
木造和室 | 13㎡(8畳) |
集合住宅及びプレハブ洋室 | 22㎡(13畳) |
マンションでよくある、キッチンとリビングが繋がっている間取りに設置する場合、カバーしきれないかもしれません。
適用床面積を超過した場所に設置すると、加湿器の稼働がオーバーとなり、余計に電気代がかさむそうです。
(家電量販店販売員さんより)
見た目がイマイチ
電気ポッドのようなデザインなので、部屋のインテリアとしてはしっくりこない方もいるでしょう。
ダイニチの加湿器の特徴
ダイニチの加湿器は「ハイブリッド式(気化式×温風気化式)」です。
目には見えないほどの細かい粒子の水をファンの風で送り、湿度をコントロールします。
気化式、温風気化式の2つを使い分けて加湿することで経済的です。
ダイニチの加湿器のメリット
ランナップが豊富
ダイニチの加湿器は種類が豊富です。
加湿量や部屋の広さによって、自分に必要な製品を選ぶことができます。
対応畳数でいうと、下は8畳~、上は~67畳まで幅広くカバーできます。
電気代を抑えることができる
湿度に応じて運転方式を切り換えるハイブリッド式のよさと、エコモータの組み合わせで、「eco」運転時の1カ月の電気代は、加湿量500mL/hクラスで約81~89円※。
※:1日8時間×30日運転、電気代31円/kWh(税込)。50Hzの場合。
引用:ダイニチの加湿器が選ばれる理由
加湿量 | LXタイプ | RXT・RXタイプ | N・C・PN・PCタイプ |
---|---|---|---|
300mL/hクラス | – | 約81円 | 約81円 |
500mL/hクラス | – | 約89円 | 約81円 |
700mL/hクラス | – | 約133円 | 約104円 |
860mL/hクラス | – | 約133円 | 約104円 |
960mL/hクラス | 約171円 | – | – |
1,200mL/hクラス | 約171円 | – | – |
1,500mL/hクラス | – | – | 約208円 |
1,800mL/hクラス | – | – | 約312円 |
2,400mL/hクラス | – | – | 約468円 |
安心
加熱する仕組みではないため、水や吹出口は熱くなりません。
万が一、倒れたり触ってしまったときも、やけどをする心配はありません。
お手入れが楽
給水タンクは容量が大きく給水口が広く、扱いやすいです。
フィルター下にトレイカバー*をセットして使用することで、本体トレイ部分を清潔に保てます。
トレイカバーがあり、加湿器本体自体に汚れが付着することを防ぐことができるのはメリットです。
※トレイカバーのない機種もあります。
交換可能な使い捨てフィルター
フィルターは、製品購入時に付属している「抗菌気化フィルター」(青色)と、別途購入できる「カンタン取替えフィルター」があります。
抗菌気化フィルターは、1カ月に1回のクエン酸洗浄(2週間に1回程度、水洗いも必要)で5シーズン※2使用可能です。
推奨されるお手入れ方法は下記の通りです。
画像引用:ダイニチの加湿器が選ばれる理由
手間だなと感じる方は、カンタン取替えフィルターを使用するとお手入れは不要になります。
抗菌気化フィルター | カンタン取替えフィルター | |
---|---|---|
交換の期間 | 最大5シーズン※2 | 3カ月※1 |
定期的な お手入れ | 必要 1カ月に1回クエン酸洗浄 (2週間に1回程度、水洗いも必要) | 不要 水洗いもクエン酸洗浄も不要 3カ月に1回、新しいフィルターに取り換えるだけ |
性能回復 イメージ | 洗浄、お手入れで性能回復 | フィルター交換で性能回復 |
※1:1日8時間運転、水道水の硬度50㎎/L(全国平均値)の場合。
※2:1シーズンを6カ月、1日8時間運転、水道水の硬度50mg/L(全国平均値)、月に1回クエン酸洗浄した場合。クエン酸で洗浄せずに使用を続けると寿命が短くなり、1シーズンに満たなくても交換が必要になる場合があります。また、交換のめやす期間以内でも汚れや水アカが落ちなくなったり、傷みや型くずれがひどいときは交換してください。なお、水道水の硬度の違いにより寿命が短くなる場合があります。
カンタン取替えフィルターは機種ごとに製品が異なるので、確認して購入しましょう!
また、対応していない機種もあるので注意してください!
ダイニチの加湿器のデメリット
販売価格は高い
LXシリーズの1,200ml/hタイプは、家電量販店で40,000円程度の販売価格です。
適用畳数は全く異なるので比較するのは少し違いますが、象印加湿器の4Lタイプは20,000円程度です。
本体サイズが大きい
加湿量が大きいとそれだけ本体サイズも大きくなります。
置き場所を考えたうえで購入する必要があるでしょう。
デザインはシックに作られています。
象印加湿器よりはお手入れが必要
一定期間ごとに、クエン酸水もしくは重曹水によるフィルター掃除が必須となる機種もあるので注意しましょう。
その場合、象印の加湿器のほうがお手入れは楽と言えるでしょう。
我が家の加湿器購入について
我が家は、ダイニチ加湿器のLXシリーズを使っています。
しかし実際は、象印加湿器を買うつもりで家電量販店へ向かいました。
清潔感があったこと、手入れの手間がかからないことを希望していたためです。
販売員さんから、お話されたことは下記の通りです。
- 象印加湿器は「清潔」で「手入れが楽」、ただし「使える範囲が限定される」「電気代はかなり高くなる」
- ダイニチ加湿器は「広範囲をカバーできる」「電気代は安い」「業界最大手」、ただし「本体価格は高い」
適用畳数の時点で、我が家では、ダイニチ加湿器に決定でした。
過去には、空気清浄機一体型加湿器(ダイキン)を使っていたのでが、お手入れが面倒でフィルターや部品が水垢まみれに…。
ダイニチの加湿器を購入し、お手入れができるか不安もありましたが、手入れがしやすいように設計されているため、清潔を保って使えています!
どうしても汚れてしまったら、フィルターやカバーを交換できるのも安心ですよ。
何より加湿器の能力、湿度を上げる&湿度を保つという点においては、申し分ないです。
医師も推奨する湿度調整
冒頭でもお伝えしましたが、部屋の湿度を保つことは、医師によっても推奨されています。
加湿器の選び方のまとめ
加湿器は、象印かダイニチで選べば間違いないです。
以下に条件をまとめたので、当てはまるものから選びましょう!
- お部屋が広くなく、初期費用を抑えたい、お手入れも楽したい方は象印!
- お部屋が広く、電気代を節約したい方はダイニチ!
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